おまけ


『イワンと仔馬』というアニメ作品を、もっと多くの人に知ってもらえたら幸い。
一応、販売促進用ですが、何かに使えそうならお使い下さい。
色を選ぶ透過GIFです。

 せむしの仔馬

 金の鬣の白馬

 金の鬣の黒馬

 イワンの馬鹿

 馬番のイワン

 馬屋頭イワン



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『イワンと仔馬』

DVD発売元:アイ・ヴィー・シー
発売:2000/9/25、2002/12/16
カラー 58分
ロシア語・日本語吹き替え・日本語字幕の切り替えあり

ソ連の長編アニメ作品。オリジナルは1947年制作。1975年のリメイクあり。

監督:イワン・イワノフ=ワノ
原作:ピョートル・エルシェフ
脚本:E・ポメシチコフ
撮影:N・ヴォイノフ
音楽:B・オランスキー


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『イワンと仔馬&灰色首の野がも』

DVD発売元:三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー
発売:2010/07/14
1947年、1948年製作
カラー 77分
ロシア語・日本語字幕


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ちょろっと感想やら。

古ーい作品なので、画質ははっきり言って宜しくありません。所々でポツポツしたり。音も、耳に響く箇所が多々あります。保存状態という点では気になることばかりですが、良いものは良いのですよ。粘りのある動きのアニメ作品で、時代色濃いめ。断固お勧めします。

まず、音楽が素敵です。かつての映画音楽と言えば、最初から最後まで(効果音的なBGMに至るまで)オリジナルの曲で、ついでに『フルオーケストラ、アンサンブルでお送りしています』といったものが多かった気がします。この作品もそれ。仔馬ちゃんが速足で過ぎる場面での“タッタラタッタラター”のメロディーの可愛いこと。目を閉じていても楽しめます。

次に、色彩美。浮世絵全盛期の、見事にグラデーションのかかった摺りの色合いだと言えばお分かり頂けるかと。渋めに落ち着いた(劣化により色落ちしたとも考えられます)水彩の色です。遠い空から手前の草まで、透明感があって、どの場面を切り取っても絵になってます。

そしてそして仔馬ちゃん。名前は知りません。畑に悪さをしていた金の鬣を持つ白馬が、主人公イワンに、金の鬣の黒馬二頭と共に与えた仔馬ちゃん。ロバのように耳が長く、前歯が見え隠れし、全身に幾つか散らばる痘痕と思しきものがある仔馬ちゃん。赤い肩掛け(?)が最高に似合っている、very very prettyな仔馬ちゃんです。瞬きすら惜しい位に可愛らしいのです。トッポ・ジージョにも勝るとも劣らない愛くるしさ。あんなにも可愛くて、何故キャラクター商品化されていないのか、不思議でなりません。あ、イメージ沸かない方、『ビクーニャ人形』や『青いブリンク』から連想して下さい。あんな見た目の、媚のない可愛さ。


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